
HMTとは
Human OS Migration Technology (HMT) の体系
Human OS Migration Technology (HMT)は
メンタルモデル(自己統合)とレゾナント(共感)の二つのコアから構成されています

*クリックで拡大されます*
Human OS Migration Technology: 分離から源への意識変容をもたらすテクノロジー
私たちは取り巻く世界から自分が切り離されているという分離の意識から、外側の世界に受け入れられるために適合して生きています。この間、私たちの人生は安定や快適さを求める生存本能に自動制御されている状態にあります。しかし、生命全体の進化を担う「源(the Source)」につながる自己を育み、その源の一部としてあきらめきれない命の願いを生きていく道はどんな人の人生にも常に可能性として開けています。
HMT(Human OS Migration Technology)は、適合のパラダイムの中で痛みを回避する生存本能から駆動しているOS(オペレーションシステム)に自覚的になり、命が願う世界をこの現実にもたらす創造者としてのOSへと自分自身をアップグレードするために必要な実践的な智慧を体系化したものです。
自己統合 × 共感力
HMTには2つの核となる構成要素があります。1つ目は自分自身を俯瞰し、善悪や正誤といった二元的な判別のない、命の働きという中庸な観点から自分の外側と内側を「観る」ことができる「自己統合」、そして自分の内面に意識を向け、そこにあるものを感じとることで潜在意識の中にある命からの情報につながる「共感」です。この2つが日々の生活の中で両輪で機能するようになることで、生存本能と一体化している分離の意識から、源の意識に拡張していく意識変容は着実に進んでいきます。
自己統合 メンタルモデル: 自己理解から望む現実をつくり出す

世界的な環境破壊や紛争、組織におけるパフォーマンスの低下、人間関係のトラブルなど望まない不快な現実があるとき、私たちは常にそれを問題視し、解決策として何かを“する”ことで現実を変化させ、問題をなくそうとしてきました。
しかし、“How to”でやるべきことはわかっていても行動できなかったり、一旦改善したように見えてもまた同じ状態に戻っていたり、結局悩みや問題がなくならない、ということが起こります。つまり、 やることを変える、やり方を変えるというTO DOのアプローチでは全く歯が立たない、ということが私たちが抱えている問題の本質にあります。
やり方を変えることで現実を変えられないのは、人間の内側にある無意識が大きく影響しているからです。現実の体験は行動によって作り出されますが、行動はその人の現実に対するモノの捉え方(認知)、そしてその認知の奥にはそれを規定する信念があります。自分がどう物事を認識しているのか、その奥にどんな信念があるのか、について私たちは大抵の場合完全に無自覚です。
自分が望む現実の創造者になるには、自分の認知の仕方、思い込みや信念、思考、感情といった、自分自身の内的世界にあるものに気づく必要があります。
この自己統合の土台を作り、分離意識から源の意識への変容プロセスをファシリテートするためのプロセスを提供してます。詳細は以下↓「メンタルモデルを学ぶ」をご覧ください↓
共感力: 感じる力を取り戻し命の源につながり直す

人間には大きく考える力と感じる力がありますが、現代の教育では圧倒的に考える力に比重がおかれ、感じる力、特に自分や他者の感情の扱い方については何も教育されていません。その結果、不快な感情や感覚をできるだけ感じないように麻痺させたり抑圧したりすることが当たり前になり、多くの人が自分を感じられないまま、思考で自分をコントロールできている気になっています。感じることができなければ私たちは命からの情報を受け取ることができません。特に感情は、内側にある命が潜在意識から私たちに送ってきているメッセージでもあります。感情を感じることで自分の命が何を求めているかを初めて顕在意識で理解することができるのです。自分を感じられなければ私たちは人生の羅針盤を喪失したまま、迷子のように生きることになります。
ただ自分の内側にあるものをありのまま感じられる世界を取り戻すには、安心して感じられる状態を自分の器として創っていく必要があります。
感じることを通して自分の命とつながり、共感的なコミュニケーションを通じて他者の命を感じ取り、1つの命の中で源の世界を共に生きるための共感を体得する学びの場を提供しています。詳しくは以下↓の「レゾナント(共感)を学ぶ」をご覧ください↓
源(the Source)から創造者として生きる

私たちは生まれてから、自分以外のものすべてと分離していることを前提として、自分が対峙している外側の世界に受け入れられるために、そこになんとか適合しようとして成長します(適合のパラダイム)。一人の人間が発達する過程の中で、この適合のパラダイムから、生きとし生けるもの全てが含まれる生命体の網の目の一部として、生命全体の進化を担う「源(the Source)」の意識につながる自己を育み、その一部としての自分の命につながって生きる自己へと進化を遂げていきます(源のパラダイム)。
HMT(Human OS Migration Technology)は、適合のパラダイムの中で人間が機能するために無自覚に作動させているOS(オペレーションシステム)を、源のパラダイムから全体につながって真の創造者として生きるOSへとアップグレードするために必要な実践的な智慧を結集したものです。
適合と源のパラダイム

適合のパラダイム
私たちは、個別の命・個別の身体を持ってこの世界に生まれます。
生まれた時には世界は自分よりも先にあり、そこに分離した個としてこの世界で生きていかなくてはなりません。
生き残るためには、自分を取り巻く
対峙している外界の世界において、
「自分の力でなんとか生き延びなければならない」
「社会に適合して受け入れられなくてはならない」
ということになります。
そこからつくり出される現実は、
「自分で生きていかなくては」と自分の個別生存をはかって能力を高め、
自分が受け入れられるのか、自分が適合できるのか、が最大の関心になります。
自分の内側には「いい(他者から受け入れられやすい、評価されやすい自分)」と「悪い(受け入れられない、認められない自分)」という二元的な世界をつくり出します。
自分の内側に「あってはならない」自分が存在していることで(内的自己分離)、人間はその自分を隠し、克服しようとして決して自分のありのままを受け入れることができません。
源(the Source)のパラダイム
私たち人間は、生きとし生けるものをつなぐ網の目の一部として存在しています。
「自分は全生命のつながりの中の一部である」
これが真実です。
生命の世界は、それぞれが唯一無二の存在としてどの種も全体の中での役目を果たし、進化を遂げている世界です。
「自分は生きとし生けるもの全体の網の目の中で生かされている」
「唯一無二の自分としての使命がある」
それが人間の本来の自然な姿です。
源の世界は、自分の命につながって生きることで、生かされている幸せを実感できる世界です。
生命の世界には、いい・悪いという評価はなく、「あるものがただある」という全体性から全てがあるものとして既に受け容れられています。
「何があっても命の観点からは最善である」という信頼と感謝から、自分に起こる出来事や体験、内側にあることすべてを受け容れ、ただそこにあるものを感じ、理解して生きる世界です。
私たちは、自分の内側にある生命に感じる世界を通してつながることで、生命全体の進化を担う「源(the Source)」と呼ぶ意識と智慧から生きることができます。その意識から生きることで、自分の命の中にあるもの全ての本当の価値を認め、理解し、命に叶う体験を創造できるように創られています。